私の年齢は40億74歳である

7月19日と20日との2日間にわたって開かれた岐阜美濃太田正眼寺の夏期講座(http://www.youtube.com/watch?v=iqrJ8iFc2i8)に参加してきました。19日は清水寺森清範貫主の、教訓に満ちた法話を拝聴しましたが、一番印象に残ったのは「私の年齢は40億74歳である」という言葉でした。「家の家系などどうでもいい。己の命は、40億年前に地球に初めて誕生した根源的な命が、今この身にまで連綿と流れ来たっているのであるから自分は40億74歳である」と言われたのです。なんと壮大な年齢観ではないでしょうか。
 私も森貫主と同じ歳ですので、これからは「私の年齢は40億74歳である」と堂々と胸を張って人に言うことにしようと決意しました。皆さんも今の年齢に40億年を加えられてはどうでしょうか。そうすると、「こんなにも長く生きってきたのだ」という気持になるのではないでしょうか。
 もう一つ貫主は「不思議なことになりきってみろ」と言われました。「地球上には何千万もの生物の種があるのに、私たちは人間として生まれてきていますが、それはなぜかと考えてもその答えは見つからない。全く不思議であると言わざるを得ない。そこでその不思議な出来事になりきり、なりきってみよう。」と語られました。
 不思議なこの命になりきって生きるとき、そして今生のこの命を生ききろうと決意したとき、新たにどのような生活が展開してくるでしょうか。
  「不思議な命を生ききろう」
と叫んで、今日のブログを終わります。