猫禅をする和歌

私の家に猫の和歌が飛び込んできてから、もう10年たちます。9歳のときの和歌の写真は本ブログ、2014年7月7日に紹介しています。
最近の写真は以下の如くです。

二つを比較すると、いまの方が眼の輝きが鋭くなっていますね。それは、いつも門柱の上に座って、坐禅をしているからではないでしょうか。上のも門柱上での写真で、いつも、長く顔を動かすことなくじっとなにかを眺め続けています。
彼女に聞いてみたい。「何を見ているの」と。そしてさらに聞いてみたい。「何を考えているの」と。
勿論、彼女からは答えは返ってきません。またその時の和歌の心境を知ることはできません。でも私は、たぶん和歌の心には妄念は起こっていないと察します。
 人間でもそうですが、心のありようが表情に出てきます。汚れた心の持ち主と清らかの心の持ち主の顔の違いは一目瞭然です。
 和歌は家に来た当時は、鳥やネズミや、時には蛇も獲ってきては、庭に並べては自慢していました。でも今は、我が家の庭木にくる沢山のスズメたちにまったく関心を示しません。もちろん、食べ物に心配がないからでしょうが。
 とにかく和歌の心は穏やかです。心の中であれこれと妄念が去来していないのではないでしょうか。
 そのような心になった原因は、いつも坐禅、否、猫禅をしているためであると私は推測します。
和歌に学ぶ今日この頃です。